アニガサキ Ep9 "Friends but Rivals"(英語字幕)感想

今回は冠詞についてアレコレ考えていたら、"Just like a Rainbow Colors" の一フレーズだけでかなりの分量を書いているのに気付いてびっくりしました。日本語には無い品詞なので意味を捉えるのが難しいですね。自然に扱えるようになりたいです。

Esteemed members of / Let us reconvene

出典:アニメ「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」第9話

姫乃: This may sound rather sudden, but esteemed members of the Nijigasaki High School Idol Club, would you like to perform in a concert with us? / 突然ですが、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の皆さん。私たちと一緒にライブに出ませんか

姫乃: Let us reconvene later. / では、後ほど

  • esteemed [形]〘かたく〙尊敬 [尊重] されている〈人など〉
  • reconvene [動] (自)(他) 〈国会・法廷などが〉(を)再開する (ウィズダム英和辞典 第 3 版)

まずは本エピソードで重要な役割を演じていた姫乃ちゃんから行きましょう。

彼女は虹学の面々へオカタイ話し方をしていましたね。同行した遥ちゃんと比べるとずっと距離を置いて喋っていたように思います。遥ちゃんはそこに身内が居て、また以前に面識があったことを差っ引いてもまだ差がありました。

当然、そのあたりは英訳にも反映されています。*1 敬語的な表現もちらほら目についたのですが、それ以上に分かりやすいのが使用している語です。

そこに二つほど例を持ってきましたけどどっちも難しい単語ですよね。esteemed はなんとなく文中の雰囲気で察せましたが、も一つの方は私お手上げでした。辞書辞書。

reconvene って、語義を見るとカチッとした特別な目的のある集まりを再開させる動詞のようですけど、こういった場にも使うんですね。"See you later" の気軽さとは対極な重厚感のあるセリフ。カッコイイなあ。

ちなみに手持ちの辞書(ウィズダム)では両単語とも E ランクの見出し語でした。D までで 15,700 語あるので、その下ならかなり頻度が低いですね。いえ、esteem や convene が C ランク 7,600 語相当ですから、そっちから連想しなさいということでしょうか。私の勉強不足ですか。そうですね。精進します。*2

ともあれ、高校生の日常会話ではあまり見かけないような硬い言葉や言い回しを使う姫乃ちゃんは、ちょっとした威圧感のようなものを果林さんに与えていたように思います。このエピソードは我々視聴者もその感覚を共有できる、姫乃ちゃんサイドを見せない作りでしたが――。

果林さんのパフォーマンスを見た後に美咲さんと話していたのが彼女の素でしょうね。憧れの人の前で舞い上がらないように無理に気を張ってあの言葉遣いをしていたのだと思うと、そのいじらしさが微笑ましく思えます。今回辞書を引きながら、そんな彼女の心中におもいを馳せてみました。

Have Emma help me

出典:アニメ「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」第9話

果林: Maybe I'll have Emma help me... / エマに助けてもらおうかしら

  • もらう [二] (補助・五型) だれかから、その人やものにとって何らかの利益(恩恵)となるような行為を受けることを表わす。
  • う (助動・特殊型) (一) 主体の意志を表わす。
  • かしら (終助詞) (一) 疑いの気持ちを表わす。「あの人は本当に来る―」 (二) 希望・依頼を表わす。「早く夏休みが来ない―」 (新明解国語辞典 第七版)

迷子の迷子の果林さん。クールなキャラを保ちたい彼女が仕方なくヘルプを頼もうとしたのは――「甘えられる」と言ってしまうと言いすぎでしょうか、すでに散々スキを見せてしまっているエマちゃんにです。

でも一緒にいない場面なのにどうやって助けてもうつもりだったんでしょう。電話なりメッセアプリなりで連絡はつけられても、遠隔でのナビは難易度が高そうです。結局出向いてもらって直接案内を受けたほうが早そうなのですが……?

救援を頼むにしても、この手間をエマちゃんがどう思うかですよね。いえここは果林さんのセリフですから、正確にはエマちゃんがどう思うのかを果林さんがどう考えているか。

(彼女の喋るトーンはともかく)原文の「もらおうかしら」にはあまり色が滲んでいないように思います。「今から頼もうか(どうしようか)」くらいしか意味がなく、それが頼み込んで聞いてもらわなくちゃいけないことなのか、それともすっと聞いてもらえそうなことなのか、どう考えているか判断がつけづらいです。

実際のところ、ここは果林さんの方向音痴が手助けを必要とするレベルであることを呈示するシーンなので、そんな枝葉はどうでもいいことなのですが――。

英訳を見て吹き出しまして。

  • have [動] (他) 21 [have A do] a 【使役】A〈業者・専門家・目下の人など〉に…させる、してもらう (ウィズダム英和辞典 第 3 版)

同じ頼むでもお願いする要素の強い "ask A to do" や "get A to do" と違い、have は「その人にやってもらうのが当たり前のこと」を依頼する場合の動詞です。望めば問題なく叶うこと。(対価を払って)美容師さんに髪を切ってもらうとか、授業で先生が生徒に教科書を読ませるとか、秘書に書類を送らせるとかですね。

ここで果林センパイが have を使っているということは、エマちゃんに助けてもらうのが当たり前だと思っている、と判断できます。拝み倒してやってもらうようなお願いじゃあない。ある意味助けてもらうのが日常化していると言えます。

思えば 5 話のエマちゃん回では二人だけで居るときの様子が描写されていました。散らかっている自分の部屋に果林さんは躊躇いもせずに上げて、親友が(勝手に)片付け出すに任せていましたね。それだけでも日常生活ではちょっと残念なところがありそうな果林先輩と、世話好きのエマちゃんの関係が容易に想像がつくというもの。

今回の英訳でも、普段の二人の関係はやっぱりお世話される側とする側だと納得した次第です。

This concert is going to...

出典:アニメ「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」第9話

果林: Anyway, this concert is going to test our club. / いずれにしても、今回は同好会が試されるライブになる

さて、お話に沿っていきましょう。ライブのために一人選出しようと、顔を突き合わせたシーンでの果林さんのセリフです。ここでは be going to が使われていますね。

人が主語の場合、will との違いは意図がすでにあるかどうかでした。今回みたく意思のない無生物が主語の場合はどちらも話者が予想する未来を表しますが、やっぱり違いはあるようです。

will は単純な予想です。話者には何かしらの見通しがあるというだけで、現在の状況は問題にしません。一方 be going to は同じ未来予想ではありますが、その「未来」の原因が今目の前にあって、状況がそちらへ動こうとしているのが見えている状態を表します。

明日の天気予報なら、たとえ今はピーカンでも "It will rain tomorrow."(明日は雨だろう)と言えます。"It's going to rain."(今にも降り出しそうだ)と言う場面は、怪しげな雲行きを見ながらですね。

果林さんの言では、このライブが同好会を試すだろうとのことでした。ええ、ライブが行われるのは未来の時点ですから、同好会が「試され」てその結果が出るのも未来のお話です。

ですがいい結果を残すためには準備こそが肝要。今回パフォーマンスできるのは一人だけでしたから、その選出からして結果に大きく関わってくるのは当たり前の話ですね。だからこそ皆で悩んでいるのでした。

皆んな自分がライブに出たい。でも各々が我を通しすぎて一度空中分解しかけた経緯があるから、誰も強く出られない。この時の同好会には「全員が引く」しか折り合いをつける手段がなさそうなんですよね。バラバラに好き勝手やるには十分でも、それでは同好会として一つの結論を出すには至らないでしょう。

果林さんは未来のことのように話しています。でも「同好会が試され」ているのはむしろ今なんですよね。だから will ではなく、be going to なんだなあと納得した次第です。

我々視聴者はその「試し」がいい結果に終わることを "知って" います。しかし、話し合いが行き詰まっているこの場において臨場感あふれる表現が使われているのはいいですよね。不穏な感じとそれに対する焦りのようなものを感じさせ、お話にぐっと引き込ませるように思います。

A model / The school idol

出典:アニメ「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」第9話

果林: I'll put on the best performance I can so that I don't embarrass the school. / 虹ヶ咲学園の代表として、恥ずかしくないパフォーマンスをして見せるわ
果林: Not as a model, but as the school idol Karin Asaka. / モデルではなく、スクールアイドルの朝香果林としてね。

そして選ばれた果林さんの、綾小路さんへの宣戦布告ですね。

えー、ここは a と the です。不定冠詞と定冠詞は未だに分かってないのですが、分からないなりになんとか頑張ってみます。

まずここではモデルとスクールアイドルが対比されています。"not A but B" の形になっていますから、引き合いに出されている A (= model) と本命の B (= school idol) の扱いが違うのは理解できます。

  • a [冠] 3 (分類・所属・職業を表して)1 つ [1 人] の…、ある (ウィズダム英和辞典 第 3 版)

さて、"a" は同質・同種のものが多数ある中で、どれでもいいから一つを取り出してくる言葉です。"a model" と言えばモデルなら誰でも可ってことですね。「新しい衣装などを披露する際にそれを着て、見せたり写真に写させたりする人」としか問われていないので、同じことを生業とする他人と交換可能な言及のしかたです。

果林さんにももちろんモデル業をやる上での矜持はあるでしょうし、他のモデルとの差別化も意識しているはずでしょう。

ですがここはスクールアイドルの場。そこに not も付いているように、何を考えながらどんなモデルをやっているかなんて話は持ち出してこないんですね。自分の属性として「たまたま別の面があること」に触れたに過ぎません。そういった "a model" です。

  • the [冠] 2【後ろから限定を受けて】その( (1) 訳さないことも多い。(2) …などの修飾句を伴い、その意味から [名] が特定される時に用いる) (ウィズダム英和辞典 第 3 版)

対して "the" は唯一のものを示す言葉です。同じカテゴリーのものが他に多数あっても、それじゃないと困るもの。他では代えが利かないことをを示します。

スクールアイドルを擁する学校はたくさんあると思われますが、その中から是非にと東雲と藤黄が話を持ってきてくれました。虹ヶ咲学園では 9 人もいるメンバーの中から、今回はあなたじゃなきゃと皆が推してくれました。今からパフォーマンスをする朝香果林は、わざわざ選ばれた、他に置き換えることができない school idol なんです。これは the を付けないとマズいですよね。

"the school idol Karin Asaka"*3。model に付いていたぼんやりとした "a" とは違い、強い意思が感じられるように思います。 the ってそんな語なんですね。カッコいい。*4

日本語では、文法上名詞はただ名詞としてどれも一緒くたに扱われます。固有名詞も一般名詞も、単複だとかも一切考慮されず。その適当な扱いに慣れていると、英語などで名詞が出てくるたびにアレコレ考えなくっちゃいけないのってとても面倒に思います。*5

ですが違いを比べてみればどういった形でその名詞が言及されているのかが分かります。ちゃんと意味があるからルールは存在するんです。そして話者はそれを使い分けているんですよね。ここの比較では、果林さんは a の軽さと the の重さを理解した上で使っているはずです。

このすぐ後、会場からの大歓声に不意に圧倒されて萎縮し、果林さんは(一時的に)自信を失うことになります。ステージへは独りで*6 立ち向かうものだと勘違いしていたからではありますが――この the の「代えが利かない」重さが双肩にかかっていたと思うと、原文よりも彼女の心情が読み取れる形になっているんじゃないかなと、そんなことを思いました。

My precious friends

出典:アニメ「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」第9話

果林: We're friends, but also rivals. / 仲間だけど、ライバル
果林: We're rivals... / ライバルだけど……
果林: ...but they're my precious friends! / 仲間!

復活した果林さん。このエピソードの中で最も目についた英語はやはりここでしょう。派手に訳してありますよね。

原文は対比されるべき「仲間」と「ライバル」を並べてあるだけです。相反しそうな二者が同時に成り立っていることを示すために、同じ内容を 2 回、順番を入れ替えて繰り返しています。

仲間とライバルはどっちも重要な要素ではありますけど、ここでより重きを置かれているのは一番最後に挙げられている「仲間」ですよね。果林さんのセリフ(久保田さんの演技)も非常に気持ちがこもっていて、好きなシーンのうちの一つです。

それが英語になると "they're my precious friends!" ですか。日本語の、単に繰り返すことでその大事さを言外に匂わせる表現も好きですが、英語のストレートさも捨てがたい。

特に they を主語にしたことで friends に my が付くのが大きいなあと。「私の」って所有感がいいですよね。このセリフにいっそうの感情を乗せているように思うんです。*7

出典:アニメ「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」第9話

果林: Well, if I don't, I won't be able to catch up to my rivals. / 努力しなきゃ、ライバルに追いつけないからね

実はここまでのシーンに "my rivals" もしっかり仕込まれています。

果林さんがライバルだと思っていたメンバーたちは、実は大切な仲間でもあったのだと気づいた。my 以下が以前のものと置き換わったことで、その意識の切り替わりが見えるようになってるんです。所有格 my がもれなく付くから表に現れてくる、原文にはないポイントですね。ここも良いなと。

Just like a Rainbow Colors

出典:アニメ「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」第9話

Just like a Rainbow Colors

最後は挿入歌 "VIVID WORLD" より。原文の歌詞にあるフレーズなので英訳とは言えないのですが、字幕もそのままを使っていたのでここで述べさせてください。

訳は「まさに虹(の)色のよう」で特に問題はないと思います。ただここで "a" 再びですね。難しいなあ。

まずその前に rainbow colors がキャピタライズ(先頭文字の大文字化)されているのが気になるところかもしれません。不定冠詞 a が付いている以上、固有名詞的に扱うわけではなさそうなんですよね。またタイトルなどではこういった書き方をすることもありますが、他の英語フレーズは "Find a way" などとなっていましたので、それとも少し違うのかなと。大文字は文中で目立たせるためのモノですから何かしらの意味があると思うんですが。*8

ともあれ不定冠詞 "a" は他にも同種のものがあるうちどれでもいいので一つを取り上げる語でした。"Rainbow Colors" と呼ばれるものが複数あって、その中の一個ってことですね。

そこには like(~のような)が付いているので、言及しているのは "Rainbow Colors" とはまた別のモノだということになります。何か "Rainbow Colors" とは違う、でも似た性質をもったモノについての歌詞であると。となると比較に出された "Rainbow Colors" において重要なのは、どれもが共通して持っている性質になってきます。その個々がどうなのかはここでは考慮されない。何を持ってきてもいいから "a" が冠に付いているわけです。

ではその "a Rainbow Colors" が持っている性質とは何なのか。

冠詞を変えてみると少し見えてきそうなので、まずは(この場合は可能な)無冠詞で考えてみます。

rainbow colors とだけあると、rainbow が従で colors が主になりそうです。虹全体ではなくそれを構成する色のお話でしょうか。そして colors と複数形になっているのも見過ごせません。赤だの青だの「色たち」がそこにいくつも存在することに焦点を当てた言葉の並びです。いくつもある色を、ひとまとまりに捉えるのではなく、別々に論じることになります。これが rainbow colors が無冠だった場合。

続いて定冠詞 the を考えましょう。「虹の色」と言ってまず思い浮かべるのは(日本では)特定の 7 色だと思います。赤橙黄緑青藍紫。ここにピンクや白*9 が混じっていたらダメでしょうし、逆にこの 7 つのうちどれかが欠けていてもやっぱり認められないでしょう。7 つが過不足なく揃って「虹の色」ですよね。こういった「一般にそうだと認められる」固定された概念を述べる場合に英語では the が付くみたいです。the rainbow colors と言えば特定の 7 色。*10

翻って不定冠詞 a です。a は複数あるうちから一つを取り出す語。上段ではわざと日本語で「虹の色」と書いたので唯一のセットに定まるものとして扱いましたが、言い方を変えて「虹色」なら気象現象の虹だけには限りません。

「虹色」はあちこちで使われます。トレカなどのホログラムを虹と称しますし、もっと我々の身近なところだと、各々が推し色のサイリウムを振っているライブ会場客席でしょうか。折しもこんなつぶやきを目にしましたよ。

(「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 3rd Live! DAY.2」同時視聴会(2021.5.16)"VIVID WORLD" 時の矢野妃菜喜さんのツイートより)

他にもあるでしょうが共通しているのは、

  • 複数の色が存在すること(グラデーションをなしていてもよい)
  • 構成色が多すぎも少なすぎもしないこと(最低 4〜5 色から多くても 10 数色くらいでしょうか)
  • それらが一定の範囲に収まっており、全体で一つのものと捉えられること
  • さらに加えるなら、構成色の大半が高彩度・高明度であること(つまり vivid なんですよね)

このあたりが「虹色」と呼ぶ要件になるように思います。特定のイメージに固定される the とは結構違い、色やその組み合わせに幅がありますね。

そして "a" が付くので全体を一つのまとまりとして捉える感じになるのでしょう。無冠詞の場合に個々の色に注目するのとはこの点で差が生まれます。

まとめると、"a Rainbow Colors" は高彩度・高明度の多色の集まりを全体で一つと見る言葉となります。

それぞれに主張が強い鮮やかな色が、寄り合い、一つになる。単体でももちろん魅力的な色たちは干渉・調和しあいますが――。そこでさらに別の魅力が生まれるからこそ、「虹色」と特別な名前が付いているんだと思います。単純な足し算ならバラバラにあるのと変わらないですもの。一緒にいることで魅力が増す。素敵ですね。

そんな "a Rainbow Colors" に "just like"(まさに似ている)と歌われるナニカについては……もう語らなくてもいいですかね?

代わりにと言ってはなんですが、おまけで一つ歌の感想を加えておきます。こうして "a Rainbow Colors" を散々考えたおした後に、歌の出だしにふと目をやれば、そういえば。「星座」を歌っていたことに気づいたんです。瞬きがどうのって歌詞なので、私、最初は「星」と同じように捉えていたんですよ。でも、そんなんじゃ全然ダメでしたね。

  • 座 (4) ざしき。また、集まり。つどい。「座長」 (新漢語林 第二版)

そう、星の座ですよ。星の集まり。*11 星は単体であるだけならただの綺麗な光。それがいくつか集まることで夜空に絵が生まれます。お話が生まれるんです。

個々でも素敵だけど、複数が一緒になったときさらに新しい魅力が生まれる。これは虹色の話と同じなんですよね。ならここはただの「星」では意味を成さないんだろうなあ。と、そんなことを考えたのです。

*1:この項目を下書きしている時、裏で動いていたアプリケーションが彼女の英語を Formal 判定していました。学生の話し言葉で構成されているアニメでこんなの初めて見ましたよ。

*2:皆様にはどうでもいい話ですが、web に転がっている診断を使うと私の語彙力は 4,000~9,000 wordsくらいだとの結果(サイトに依って幅がある)が返ってきます。5分で終わるチェックにどれほどの信頼が置けるか分かりませんけれども。

*3:ここは "the school idol" と "Karin Asaka" が同格扱いなんでしょうか。それとも "school idol Karin Asaka" に "the" がついてます? 瑣末なことですがちょっと気になって。

*4:某ギャラクシー娘さんが「そう、あのすみれです」と自己紹介していますね。この場合も the を使うみたいです。"You know, the Sumire!" とかかな。(発音は [ðíː] になります)

*5:向こうの言語圏の人たちが日本語を習うと逆の現象が起こるそうです。例えば「りんご」と言った時にそれが単数なのか複数なのか、何か特別な物なのか、それとも果肉(食材)として見ているのかがまず気になってしまうとか。曖昧なまま扱うのはとても奇妙に感じられるみたいです。

*6:「ひとりで」に関して。姫乃ちゃんが "I truly admire the fact that you're going to face them head on by yourself."(私は、一人でそこに立ち向かうあなたを尊敬しているんです)と言っていました。この by oneself も気になるフレーズでした。でもどうにもまとまらないので今回は言及するのを諦めます。前置詞 by 難しいです……。

*7:日本語だと裸の「仲間」で済んでしまうんですよね。むしろ「私の」って付けると冗長に感じるかも。

*8:colors なのに a を付けるため、rainbow-colors でひとくくりにするアクセントじゃないかと、私の中では一応の結論を出しております。

*9:もし、この 2 つも入れて「虹」なのだったら最高なんですけどね。笑 いや、翡翠色が加わってますし、まだまだ増えるか……。

*10:必ずしもそうではないのですが、簡単のためここではそうさせてください。

*11:英語も "con-"(共に)と "stella"(星(の))で constellation(星座)と、同じような単語の作りになっています。