どうせなら楽しみながら学ぶ英語
I'm studying English.
私は今現在、英語を勉強中です。
学生時代に半ば諦めていた英語を、なんの気の迷いか再度勉強し始めて数年。モチベーションを保つのにいろいろやっては、続いたり続かなかったりしてきました。学習者向けの英字新聞をとったり、ラジオ講座を聞いてみたり、ドラマを英語音声・英語字幕で見てみたり、あれこれ参考書を買ってみたり。
そんな中で比較的やりやすいと感じたのは、本を読むことでした。幼児向けの優しくて総ワードも少ないものから始めて、徐々に語彙量が多く、お話も長いものになっていきました。
今の私が読むのにちょうどいいと感じるレベルは、日本で言う小学校高学年から中学生くらいのモノでしょうか。少し前に多少苦労しながら "Harry Potter and the Philosopher's Stone" を読み終えました。さて次に何を読もうかと考え、続巻の "- and the Chamber of Secrets" を手に取りかけたのですが――。
スクフェスやってみる?
スクフェス*1に英語版があるんだよね、と思い出しましてそちらを試してみることにしました。
会話形式で進むお話は、小説とはまた違い少し読み進めづらくはあるのですが、一話完結で長さも比較的短いので手軽ではあります。内容が私の好きな世界のお話なので楽しく読め、英語に触れる動機づけにはちょうどいいなあと、続けている途中です。読むのが手頃とは言っても、日本語のようにはいかなくて、進めていっているのはぼちぼちな感じですけどね。
それで、読んでいるとときどき面白い表現に出会ったり、日本語との違いに気づいたりするんです。たとえば――。
Do your(?) Rubesty!
ラブライブ!関係の英訳で最初に知ったのは、ルビィちゃんの必殺技(?)「がんばルビィ!」でした。"Do your Rubesty!" と言うんだよ、と。"do your best" の best と Ruby を掛けて Rubesty とはなかなか上手いなあと思ったものです。
ですが、すぐにあれ?と。
"do your best" は誰か他の人に向かって「頑張ってね」と言う言葉ですけど、「がんばルビィ」ってそれ以外にも使えますよね。「(私は)頑張るよ」とか「(一緒に)頑張ろう」とか。あなただけでなく、私でも、私たちでも色々な主語をとれるはずです。
「がんばルビィ」はもちろん動詞ですが、「頑張る」という元々の動詞に「ルビィ」を掛けたため、語尾の変化を起こさなくなり*2、主語がなんであってもそれ一本になっちゃってるんですね。英訳を意識して、初めてそのことに気づきました。
英語では 'do one's Rubesty'。主語で変化するので、
- I'll do my Rubesty!
- Do your Rubesty!
- Let's do our Rubesty!
のようになるみたいですね。また「頑張る」は "give it one's best shot" も同じように使うらしく、"give it one's Rubesty" の形も見ます。
外国語を学ぶと、母国語がわかる
英語で読んでいると、英語独特の表現だけでなく、それと対比して日本語の特徴にも気付かされることがよくあります。上記の例は、日本語では主語が落とせることから生じる話でした。
外国語を学ぶことは、それだけに留まらず母国の文化や言語を学ぶことにも通じる。
英語を学び始めた頃にそんな話を言われたのを、今になって思い出します。でも言われた時私はピンときてなかったんですよ。そればかりか、それから何年間か英語を勉強しててもついぞ実感することなくモラトリアムの期間を終えてしいました。学生の頃は語学の成績も良くなくて大して勉強に身が入ってなかったのですから、さもありなんな話ですけどね。
そしてそれから何年も経ち、もう一度勉強しようと思い立った今になって、やっとその言葉の意味を理解しはじめたという。学生のときに気づいていれば勉強ももっと面白かったでしょうし、成績も良かったと思うんですけど……。もったいないことをしました。まあ、今面白いと思えるのですからそれで十分でしょうか。
これからも楽しみながら、のんびりと勉強していこうと思います。
*2:「がんばルビィする」という動詞の形も見かけます。がんばルビィはサ変動詞にもなるのですね。